201410300534

そんなに眠くない。

シウォンという男の話。

彼は人気がありませんでした。

以前は彼自身の至らぬ部分がたくさん前面に出ており、彼の魅力をノイズたらしくかき消していたからだと思います。

いくらかある至らぬ部分は直ったとは言えません。
でも彼はそれを隠すのが上手くなりました。
アイデンティティよりも仕事を大切にするようになったといいますか
自分よりもアイドルとしての自分を大切にするようになったといいますか
彼がちゃんとアイドルをやると心に決め(たであろうとわたしが勝手に思っ)た時以来、彼の嫌われがちな部分はだんだん見えないようになってきました。

そしてきょう。

とうとうシウォンは
そんなに皆との差を感じない程の歓声を浴びるようになっていました。
そしてソロでは、どのメンバーよりも大きな歓声を。

馬だから。
馬だから大きな歓声を得られたのです、彼。
嬉しかっただろうなあ、シウォンくん。
涙でそうだよ、わたし。

シウォンくんがひょくちえに馬がいいと言われてやろうと思ったこと。
怪我上がりのくせに馬つけながらあれだけ走ること。
あとなんか、ほかの歌より上手くない?その歌。
元々お馬鹿でふざけた子だけど、今まであんなソロばかりやってきた彼がとうとうここまで振り切ったこと、その結果。

もう今までのような風潮はほとんど抜け、シウォンがかわいい顔をすればかわいいと歓声が湧く。
VCRでもちゃんと歓声が湧く。
違和感のある間ができてしまう癖も自分でどうにか直そうとしていて、ほとんど気にならなくなってる。

もうシウォンくんはだいじょうぶだと、やっと思えた。

よくがんばったね…涙涙。

挙句の果てにきょうなんてとても気が利いていた。
しかもごきげんだった。
怪我の心配してたのに、ふた開けてみたら跳ね回っていた。
文字通り。彼は跳ね回っていた。
大きな図体をして跳ね回っていた。
すぐキュヒョンに寄っていく癖がある。その癖は直さなくていいよ。

チェペンでもないのにシウォンの名前しか呼ばないわたしのこと、これからもよろしくお願いします。