201511092313

1107 THE AGIT

ぎゅで満ちみちて、こんなにしあわせなことあるのかとおもった、ひたひたになってこのまま溺れてしまいたいとかおもった。
そんなコンサートでした。

2時間50分。
こんな贅沢、存在したのかと思うくらい、しあわせだった。



少し前までバラードがあまり好きではなかったわたしが、バラードを聴けるようになったのはギュのおかげです。
とはいえ、ギュだから聴けるというところもまだまだありますが。

今回、ソロコンであった演出
真っ暗闇の中でギュの歌だけ聴くというもの。
ほんとうに凄かった。
これを観て、ギュがバラードばかり歌い続ける意味がわかったような気がしました。
全身しびれるほどにギュの歌声だけがしみわたって。
ギュのバラードにはそれだけの力が宿っているということを感じることができた。

マスクドシンガーの演出も同じことかなと思います。
あれはあれで歌い始める前、声変換した状態でカラカラ笑ってるぎゅーちゃんかわいかったですけど、
顔が見えない状態で、声だけに集中してという意味で。
アイドルだからこそ、ああいう演出ってほんとうに効果的だなぁと思った。ちゃんと声通るんだね、あのマスクね。

プロ、最後の挨拶の時に、ソロコンにあたって「ネスタイル」を伝えたくて、というようなことを言っていたと思うのですが(韓国語わからないから間違ってたらすいません)
ほんとうにしっかり伝わってきて、嬉しかった。

もう今回ほんとうに、完璧に、完全に、バラードへの苦手意識はなくなりました。
ギュだったら、バラードがいい。
このコンサートを観てる途中でそれが確信になった。
ギュは、いつもわたしの視界を広げてくれる。
わたしが、たいした意味もなくもっているこだわりみたいなものを簡単に取っ払ってくれる。

ま、それだけ好きになってしまってるってそれだけなのかもしれないですけどね、単純に。


不朽の名曲を振り返るシリーズの時も、観ながらつっこみ入れてるギュを見てわたしそういや不朽さえろくに見てないなぁとか(ほんとうにこういうところについては謝りたいが)思って、重い腰を上げる決意をしたりした。
現状至上主義で、基本的に最新が一番良いので昔のものほとんど見ないんです。なんかそういう4年間積み重ねてきたものさえ簡単に覆してくる、一人のギュにはそんな力があった。(それでもやっぱり、不朽のときのギュの歌より今のギュの歌の方が好きなんだけどね)


そして、そんな不朽にツッコミを入れているときとか、
MCのふとした瞬間のギュは、いつもよく見ている声を張ったギュ(特に日本ではキャラ建てがああだから余計に声張ってる)とは違って
ものすごいほっとするおだやかな声色で、声量も大きくなくて。
なんならたまに小声になったりする。
一曲歌って咳をしたり、声出ないから待ってってけほけほ言ってたり。
うしろむいてペンの書いたメッセージの中から曲を吟味するときに、たまに振り向いて「ちょっと待ってね?」って言ったりするのとか(3回ぐらい言ってた)
さんざん真顔でラップやったあと、すぐに「はぁ(笑)」って笑ってはりのない声で「前もリョウガとラップやったけど…」とかぼそぼそ言ってんのとか
またしても声が出なくて、でも声が出ないときは「うりえるぷ、ねえるぷ…」って思いながら歌えば歌える、とかってちっさい声でぶつぶつ言ってたり
なんかそういうギュが彼氏みたいだった。(とつぜん)

いつもたくさん人がいるから声はってるけどこの人ほんとうはこういう話し方なんだなぁと、ある程度は知ってても、こんなに長い時間ゆったりとぎゅが話すのを聞くことはあまりなかったので(ラジオとかもまたちがうし、日本での挨拶はだいたい事前に決めたことはなしてるから気合入ってるし)
あたらめて感じることができて
ただただギュの話し方がほんとうにおだやかーで、やさしくて、彼氏みたいだった(しつこい)

ペンがギュにメッセージ(歌ってほしいすじゅかKRYかギュの曲とそれに対する想いみたいなもの)書いたパネル見て、ギュがどれか選んで話聞いて曲歌うってコーナーで、
選んだのを書いたペンを挙手制で探して会話するんですが、
最初にギュが「これ書いてもらったんですけど」みたいな言った時にペンが「終わるの早かった」って返した時のギュの
「あぁ…じゃああしたはもっと遅くしてもらうね」
が彼氏すぎて、
会場中めろめろとろとろになったりとか。

あとこれも話してて、ペンに
「かわいくしてきたの?ネイルもして?ん?」って言った時。この時も会場溶けました。


とまあ、ふざけた感じで書いてますが、
けっきょくギュのこのとてつもなく愛しい彼氏感を形成しているのは、
ギュがわたしたちに話すときに伴っている空気感だと思う。
すごくいとおしそうにするんです。
あんなに愛あふれる表情で客席に話しかけるアイドル、ほとんど見たことない。
話し方もものすごく優しいし、ギュは直接ペンの声を聞き取ろうとして、聞こえなかったら何度でも、ごめんって言いながら聞き返すんです。聞こうという姿勢がものすごく伝わってきた。
ギュが話してペンが話してってやりとりを見ていて、その間には愛があって、これはもはやデートなのではないか?と思った次第です。

1曲目、歌いながらステージを歩き回って客席見回している時の表情もほんとうに美しかった。
あんなに嬉しそうに歌うアイドル、見たことない。
それにははじめてのソロコンだからというのがもちろんたぶんにあってそれも含めて。
ほんとうにその姿が綺麗で、だいすきだと思った。


最後の方、もう時間がないから帰らないとって言ってペンが「行かないで〜」って言った時にギュが
「あぁ(笑)アイドルみたい(笑)」って笑ってた。
とんでもなくアイドルなギュはそうやって自分をアイドルでないようなふうに言っていた誰よりもアイドルなくせに。



そういうギュを、1人のギュをずっとずっと感じていられてとてつもなくしあわせな時間だった。

もうなんて言ったらいいのかわからないくらいギュのこと好きだと、思う。



一旦ここで。
まだあと3トピック程度…